トンネル補修工事の元となるCAD図面
当社ではトレースと言えば、建築図面というほど、トレース≒建築図という図式が成り立っています。
しかし、世の中には様々な建物、施設、構造物があり、全てにおいて図面の存在があります。
仮に犬小屋をきっちり作ろうと思うと、やはり図面が必要です。
そして、補修、メンテナンスの事を考えておくと、図面があるからこそしっかりした補修、メンテナンスが出来ます。
CAD図面は全ての元となる
メンテナンスといえば、弊社であれば、本社が入っている11階建てのビル。
また、通勤に使っている道路、高速道路、橋脚、トンネルがあって、自宅と会社を行き来することが出来ます。
これらすべてにおいて図面があります。
その図面をもとに定期メンテナンスが施され、劣化の進行具合を判断して補修の判断をしていきます。
弊社のようなトレース屋さんでは、常日頃から元図面、元画像を下に引いて、もしくは参考にしたpdf図面をトレース、設計、整理といった仕事をしております。
その中で変わり種のCAD図面としてトンネル補修、又はトンネル損傷図を作成しております。
あるトンネルを初めてメンテナンスするときには、まずは損傷の具合を調べ、それを損傷図に落とし込みます。
当社はメンテナンス会社より画像の提供を受け、それを元に損傷図面を作成します。
浮き、はく落、豆板、鋼材露出、ひび割れ、線導水、
遊離石灰、にじみ、漏水跡、錆汁、補修跡
などをCAD図面に記載していきます。
メンテナンスごとにCAD図面が更新される
また、2度目以降のメンテナンスが入る時には、すでに1回目の損傷図を基に補修されているので、補修図面が存在します。
その補修図面と2回目以降の画像を重ね合わせ、損傷の進行具合を確認する為新たに損傷図が作成されます。
これを定期的に繰り返すことで、補修するところ、経過観察するところと分けていきます。
トンネル補修図は入り口から出口を一つの帯のような画像となっており、トンネルの頂部の左右を開いた3枚下ろしのような画像となっています。
それを端から端まできっちりと図面に落とし込んでいきます。
車やバイクを使う方で普段通るトンネルにも様々な図面をもとにメンテナンスされていると思うとちょっと親近感がわきます。
トンネルの補修図、損傷図等作成の際にはCADトレースを専門としている弊社にお声掛けください。