改修現場と解体現場から分かる事
外出中に面白い工事現場を見つけ、写真を撮影してきました。
今回は、
「趣きのある改修現場」
と
「大規模な解体現場」
についてお話しします。
趣きのある改修現場は、大阪の中之島にある図書館前の道路の改修工事現場です。
図書館自体が非常に古典的で趣のある建物です。
この現場では道路のレイアウトを変更、歩道の変更などの作業が行われています。
大規模な解体現場は、市内の古い施設です。
元々はこんな建物でした。
現在、建物中央部1階には超大型の重機が展開されており、10メートル以上の延長アームに付け替えられた巨大な重機が建物を上層部から段階的に解体しています。
改修現場や解体現場において、工事図面が必要不可欠であることは間違いありません。
特に、これらの現場は歴史的な建物や、周辺の道路・作業環境も検討対象としており、元々手書きで作成された古い図面を元に工事図面を作っていったと考えられます。
そのため、CADを使用して紙図面をデジタル化することから始め、改修や解体工事のために活用しているでしょう。
まとめとして、CADトレースは改修・解体現場において関連企業とのデータ共有を効率化し、円滑な打ち合わせや進捗管理を実現するのに役立ちます。
また、解体現場においても最低限のCADトレースが行われていることは間違いありません。解体建物の外観や建物配置図などが含まれます。これらの図面は、防塵用柵、足場図面の作成や、重機の配置、トラックの作業スペースなど工事に関するあらゆる工事の事前確認などに最大限活用されます。
工事や作業を行う際には、大小問わず図面が不可欠です。従って、紙図面しか利用できない場合は、CADトレースを行いデジタルデータ化することが一般的です。
CADを使用することで、人、車両、柵などの配置を綿密に確認できます。緻密なCAD作業を事前に行うことで、作業のほぼ八割が完了するとも言えます。
十分な事前準備を行うことで、作業を円滑に進めることができます。したがって、現在ではほとんどの工事においてCADを活用することが当たり前となっています。
紙図面を大量に保有している企業様も多いかと思いますが、工事直前に必要な図面だけをCADトレースすることで、作業時間を短縮し、価格を抑えることが可能です。
もしくは、先んじて予想される図面を早々にデジタル化することを検討されてみて下さい。