CADの魔法と手書きの創造性をフル活用
私たち設計者はどうやって新しい物を創り出すのか?
そんな無から有を生み出すためにどんなことをし、何を考えているのかを説明する際、昔見たアニメーションが頭に浮かびました。
どんな願いでも叶えてくれる大魔神を呼び出す
「アラジンの魔法のランプ」です。
そんな「アラジンの魔法のランプ」のように、「CADは現代の魔法のランプ」と言えます。
何故なら、自分の望み通りの物を(コンピュータ画面内で)自由に創り出せるからです。
そんな魔法のランプもアイデアが無いとただのランプ。
欲しい物が明確だからこそ、欲しい物をランプにお願いできるのです。
創造性をフル活用してアイデアを具現化する為、手書きとCADを活用して新しいものを生み出しましょう。
魔法のツール~CADの可能性、手書き図面の魅力
まさに物作りの魔法、それがCADと言っていいでしょう。CADは私たち設計に関わる者にとって強力なツールの一つであり、私たちの創造力を現実化することが出来ます。
手書き図面を知っている方にとっては、手書きの時代は懐かしい感じがするかもしれませんが、CADの世界を経験してみるとその可能性に驚かれたことでしょう。
ただし、手書き図面がCADで完全に取って代わったわけではありません。
手書き図面とCADは互いに補完し合う存在であり、それぞれの得意分野があります。
手描きからデジタルへ~CADの魔法で設計アイデアを実現
まず、手書きでは脳内のイメージを思うままに描き出します。
そして、その手書き図面を元にCADでトレースしていきます。
CADトレースでは、手書き図面をそのままデジタルデータに変換しています。
これにより、手書きのアイデアをCADファイルに変換し、手書きの温かみを保ちつつCADの精度と効率を享受できます。
手描き図面とCADの融合は、無から有を生み出す瞬間とも言えます。
なにより、手書きでは手書き範囲での描画となりますが、CADを使うことで、実寸での作画が可能となり、このことがCAD図面活用の幅が飛躍的に広がることに繋がっています。
CADがもたらす効率的な設計と修正の可能性
CADトレースだけでなく、CAD自体も設計士にとって重要なツールです。
CADを使用することで、複雑な構造を詳細に計画でき、現実的な設計へ落とし込むことが出来ます。
何よりも、CAD化された図面は修正が容易で、異なる視点からの設計変更でも簡単に反映することができます。
これにより、将来の修正時間やコストが大幅に削減できます。
未来への設計~CADの力と手描きの創造性
つまり、CADは物作りの未来を形作るための強力な我々の味方と言えます。
手書き図面の温もりは設計士の創造力を高め、CADの効率性はプロジェクトの成功を強力にバックアップします。
CAD化された図面はアイデアを現実化するための不可欠な図面となります。
物作りの未来を描くために、ぜひCADの魔法を活用してください。
CADで図面を描くことは、創造力と効率を両立させる方法であり、手を動かして線を描くことが創造につながり、CADで描く事が未来につながる事を思い出しましょう。
創造は脳を活性化し、次の創造のステップとなります。
従って、手を動かし、線を引くことが創造力の源となり、CADはその力を強化してくれるのです。
ペンを握り、紙に自由に描く刺激は創造力のスイッチを入れるのかもしれませんね。
以下に手書きで簡単に建物を描いている時の様子を上げます。