今年度のCADプロジェクト完遂に向けて ~ 年明けからの安心・安全対策6選
1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」と言われます。とにかく色々な仕事が多いのが1月~3月です。そこで、1月にし忘れた方でも2月にこれだけはしておいた方が良い「お勧めの6選」をお伝えします。CAD設計やCADトレースを生業にされている方は、ぜひ以下の6つの対策をしてください。
1、ソフトウェアのアップデート
何よりも優先して実施すべきことです。CADソフトウェアや関連ツールは定期的なアップデートが行われます。従って定期的にアップデートをチェックしましょう。ソフトウェアを最新のバージョンにアップデートすることは特に重要です。機能向上やバグ修正、セキュリティ対策にも効果があります。パソコンや特定のソフトウェアが遅い場合、アップデートで改善されることもあります。
2、バックアップの確認
クラウドやサーバー、外付けHDDなど、様々なデータ保管方法があります。自分はどんな方法でデータを保管しているか確認してください。自動バックアップが設定されていたとしてもサーバーの不具合があることはよくあります。自動バックアップも定期的にチェックするスケジュールを組んでおきましょう。特に日本は災害が多いため、複数の場所や媒体でバックアップすることをお勧めします。ただし、データ漏洩のリスクもあるため、慎重にバックアップ先を決定しましょう。
3、スケジュールの再確認
年初に新しいプロジェクトが始まることがあります。また、年度末に向けてプロジェクトの完了が迫っているかもしれません。特に公共の仕事に従事している場合、年度末にプロジェクトが終了することが一般的です。スケジュールの進捗や要件変更があれば、都度スケジュールを見直し、チーム内で情報共有を行いプロジェクトを滞りなく進めましょう。
4、作業環境の最適化
仕事の環境(物理的な仕事環境やソフトなどのシステム環境)は重要です。リスクと仕事の内容を考慮して常に環境には気を付ける必要があります。作業スペースやCADの設定、ハードウェアの性能など、作業環境を最適化することは仕事を効率的に進めるために重要です。大規模プロジェクトや複雑な計算や設計が必要な場合は特に、事前に環境やソフトの性能を確認し、対策しておくことが必要となります。
5、トレーニングとスキル向上
ミスなく、効率的に仕事を進めるためには、新しいツールや機能についても把握しておくことが重要となります。機器やCADソフトに新機能が追加された場合は、アップデートを実施しましょう。また、時間短縮やミス削減に関連する便利な機能については、事前のトレーニングや勉強会に参加してスキルを向上させておくことをお勧めします。ただし、ソフトのアップデートは他のソフトや機器との相性があるため、アップデートに向けて事前に調査の上慎重に行ってください。
6、情報共有
1人で完結する仕事を除いて、チームで仕事をしている場合、チーム内でのコミュニケーションは非常に重要です。進捗や変更について、チームやクライアントと適切に情報を報告・共有しましょう。
これらのポイントに留意することで、プロジェクトをミスなく円滑に進めることができるようになります。
何より時間を掛ければよい仕事が出来るわけではなく、ミスが発生しない環境を整える事が結果的にミスの削減、効率的な仕事に繋がります。
注)画像はCacvaのAI機能により作成しています。