手書き図面をCAD化する具体例2
「手書き図面をCAD化する具体例1」では携帯基地局の配線図を紹介しました。
今回は建屋内配線の例をご紹介します。
建屋内の配線図とは
建物内は電波が届きにくい為、建屋内だけで電波が必要な場所へ届くような対策を施します。
これは無線LAN、内線用PHSなどの室内アンテナ配線図です。
事前調査に現場に入った際、図面が無い状態で部屋配置及び、無線機器の設置場所、配線ルートを手書きした図となります。
この図面では平面図と無線関係の配線図を別レイヤでCAD化し、色分けなども施して分かりやすくしています。
配線図だけを描くとき
事前に建物図面があるときは、該当の平面図を持参し、現場調査と並行して持参の平面図に手書きします。
以下の手書き配線図は、平面図上に手書きで無線機器の設置位置、配線ルートを書きこんでいます。
この図面では、配線図のみを手書きで平面図に書き込んでいます。
今回の建屋内配線図では、部屋の配置、名前、機器設置場所、配線ルートが分かればよいので、建屋については壁を単線で表すなど簡易的な平面図となっています。
最終的には手書き図面をCAD化したものがこのようになります。 配線図が明確にわかるように建物については簡易的に書いているのが特徴です。
このような手書き図面をCAD化する依頼はよくあります。
このような配線図以外に、機器の導線、配管ルートなど様々な手書き図面をCAD化していますので建築、機械だけに関わらずお問い合わせください。