足場図面はまるでパズル
こんな風景は見たことありませんか?
これは戸建ての塗装作業前にする飛散防止、作業用の足場です。
これがビルになれば、ビル全体が囲われることになります。
このような足場、シートで囲われている建物、ビルは時々見かけると思います。
このような足場図面の面白いところはCADで描く際に一から全て書くことはありません。
見てもわかるように、
規格の足場用パイプ
規格のシート
規格の連結金具
と全て規格品を組み合わせて建物を囲います。
したがって、CAD図面用にブロックで描かれたCAD図面(ほぼ2次元のCAD図面です)を支給頂き、建物周りにパイプ(ブロック)を張り巡らせていくのです。
基本1200㎜のスパンとなり、パイプは規格 JIS G 3444 よって直径48.6mmのパイプを使っています。
ブロックで作られたパイプ、連結金具を使うことで、後で何の部品が何個必要か?と
簡単に分かります。
このようにCADトレースとは全く考え方がことなり、とにかく規格品の組み合わせで図面が出来ます。
一から設計とパズルのように図面を描いていくことの違いは明確です。
いかに同じ部品で、間違いないように組み立てれるか?作業性に特化している図面とも言えます。
もし工事現場に出くわしたら、どんな風に組まれているのか?
と、楽しみながら観察してみると、新しい発見に出会えるかもしれません。