隧道とトンネル。インフラ図面に取り組むにあたっての注意点
☆隧道とは
ずいどう と読みます。
この言葉はあまり聞きなれない言葉と思いますが、隧道=トンネルと聞けばわかって頂けると思います。
隧道はトンネルの別名として一般的によく使われると思います。
今回は地下鉄の駅と駅の間のトンネルの事を指して隧道と呼びます。
当社はこのようなインフラに関する図面のpdf化、3Dcad化、トレースなど多岐にわたるCAD図面の作成に携わっております。
☆セキュリティ対策をする意味とは
このようなインフラ図面を作成する際には、しっかりとセキュリティ対策を行った上で、社内でCADデータ作成に取り組んでおります。
よくあるのが、日本で受注して、海外発注し安い労働者を使ってCAD図面作成している事業者も多くありますが、弊社ではどのような図面も海外で図面を作成することはありません。
もちろん一戸建てや、マンション図面のように、建物だけの図面でインフラに関係ない図面は国内の協力業者様にお手伝いしていただくこともあります。
このような際にも、しっかりと経験を積んで、CAD図面レベルの高い方にのみ図面を依頼しておりますので、併せてご安心ください。
☆隧道のCADイメージとは こんな感じです
これはサンプルに描いた隧道の一部です。
イメージが付きやすく描いております。
この図面がどの個所かというと、登り専用と下り専用のトンネルが一つのトンネルに交わる箇所となります。
☆掘削かシールドで隧道の違いとは
隧道を作る際にもいろいろなパターンがあります。
地上に障害物がない時は、地上から掘り下げていき、四角い箱を埋め込んでいきます。
これが簡単な隧道作成のパターンです。
もし地上に様々な障害物、建屋などがあった際にはこの方法は使えないので、シールド工法で行います。
簡単にいうと、円ちゅうの先端に爪がついていて、その爪を回転させることで、円柱状の穴が出来ていきます。
ミミズの穴のイメージが分かりやすいと思います。
大坂の地下鉄もこのどちらかのパターンで作られた隧道があります。
さて、隧道の拡大を確認します。
この図を確認すると、上下左右の壁の中央部に、底面から天井まで補強の柱が伸びています。
弊社では、隧道内部に電波がどこまで到達するか解析する為の基礎データとしてこのような3次元CADデータを作成することがあります。
単純な2次元図では分からない、登り下りの壁も、このようにみると、柱の間に隙間がありますが、実際には、隙間の無い壁のように立ちはだかっています。
このように2次元図ではイメージ出来ない様子を3次元CADで再現、確認します。
最終はクライアントの指定のCADファイル形式にして納品致します。
詳細は記載できませんが、隧道図面は2種類の図面から作成します。
断面図と平面図です。
断面図には、駅、隧道の深さやレールライン、海面データが記載されています。
平面図には駅配置、隧道、支柱などが描かれています。
これらの図面をもとに3次元CADを使って立体モデルを描いていきます。
トレース屋さんですが、インフラ図面、トンネルや基地局アンテナ、送電鉄塔、ダム、ビオトープ、設備など、様々な図面も取り扱っております。
図面の事でお困りの方は当社迄お問い合わせください。