国交省仕様で図面を納品する。市町村、官公庁向けのCAD図面はお任せください。
先日は国交省仕様で図面納品完了しました。
最近は市町村に関係する図面に携わる機会が増えてきております。
逆に単純なトレースだけの仕事が減ってきている感じがします。
思い返せば、27年前、初めの会社でクボタのCADを使っていましたが、その頃から思うと、建築業界でも紙図面をCAD化する需要がだいぶ減ってきているのかもしれません。
そうは言っても、まだCADを使った紙図面のトレースはありますが、中身が変化してきた感があります。
国交省仕様 官公庁向けの図面で、いわゆるCAD図面を描く際に、
躯体は1レイヤ、文字は2レイヤ・・・
のような、官公庁のCAD図面作成の標準仕様に合わせて作成したCAD図面の事です。
しかし民間では、 躯体は KUTAIレイヤ、文字は MOJIレイヤなど、各社独自ルールで図面をトレースや、設計しており、標準化といっても、全国というより、社内で分かりやすいような標準化でCAD図面を作成しているのが実際です。
しかし国レベルになると、どの市町村の図面でも同じルールでCAD図面を読み込む、修正などする必要があるので、官公庁向けの図面は厳しいルールを設けられているのです。
当社での依頼を受ける際には、「国交省仕様で図面作成お願いします。」と必ず言われることになります。
また市町村、官公庁向けの仕事をしていくうえで、一担当者では直接図面を触る機会も少ないですし、何より扱う仕事が多いので、CAD設計や、CADトレースだけに係るわけにはいかないので、当社のような専門の会社がお役に立てる場面はまだまだあると思っています。
何よりこの10年でのIT関係の技術が飛躍的に向上したことで、パソコンの高機能化。
ネット環境、速度の向上でどこでも図面のチェックが出来るようになり、今まで以上に図面を使う場面は増えてきていると感じています。
現場で紙図面に書き込むのではなく、タブレットで最新の図面を確認し、変更箇所に朱書きを書き込んでいく。
事務所に戻って、その手書き情報をCAD図面修正する。 この流れが出来ているのではないでしょうか。
このようなどこでも最新図面を確認するような環境になったのも、技術革新のおかげで、一人1台のタブレットが配布されるほどデバイスの値段が下がったことも大きな要因なんでしょう。
10年前の電車でスマホ利用は数人だった時代が、今では9割の方がスマホを触っている現代では、物事の考え方自体が変わってきましたよね。
ググるとか、画像検索なんていう言葉が出てくる時代になると誰が想像したでしょうか?
手の中で動画編集し、その場でネット上に動画をUPLoadできる日が来ると誰が想像できたでしょうか?
今後CADトレースや、CAD設計という言葉も古く変化していくかもしれません。
時代に合わせて変えていくところと、変えてはいけない所をしっかりと見極めて仕事をしていきたいと思います。
国交省仕様で図面を仕上げるには知識が必要ですので、国交省仕様で図面を仕上げたい、設計したい、変換したい方がいらっしゃればお声掛けください。