電気設備工事とCAD - 近江企画

　　–CADを使って効率的に設計、その利用のポイントは？–

はじめに：

　電気設備用CADは、電気設備の設計や工事においてとても重要な役割があります。
電気設備は建物や施設において無くてはならない物であり、正確な設計と効率的な施工が重要となります。
　今回の記事では、電気設備用CADの特徴や利点、効率的な設計や気を付けるポイントについて解説します。

1.電気設備用CADの特徴とは

　電気設備用CADは、電気設備の設計だけに特化したソフトウェアです。
電気配線や機器の配置、回路図など、電気設備に外せない図面を効率的に設計・編集することができます。
分かりやすく、直感的に使えるインターフェースを持ち、豊富な図形ライブラリが特徴です。
　電気設備の設計や修正の際には必須となっています。

2.電気設備用CADの利点とは

　電気設備用CADの利点は多岐にわたる為、使わない理由はありません。
まず、正確な寸法と詳細な設計図面を作成できるため、施工の際の間違いやトラブルを最小限に抑える効果が期待できます。
　　また、自動化された機能を持ち、設計作業時間を短縮でき、生産性を飛躍的に向上させることが可能です。
さらに、デジタルならではのファイル管理や共有が容易です。
その為、プロジェクトを通じて全体協力がスムーズに行えます。

3.効率的な設計のポイントとは

　効率的な電気設備用CADを用いた設計と利用には以下のポイントを抑える事が重要です。

－テンプレートの活用で時間短縮

　設計時によく使う基本的な図面はテンプレートとして保存でき、再利用することで電気設備設計の効率化が可能になりました。

-レイヤー（画層）の適切な運用

　図面を効率的に整理、使用するためにはレイヤー（画層）を適切に使用し種類毎に分類しましょう。

-ブロックを活用できる

　-設計時に何度も使用される図形や部品はブロックとして保存、再利用し、設計作業を簡単に行えるようになります。

-最新の規格に対応可能

　電気設備の設計規格は変わる場合があります。 JIS規格の更新に伴い、各種電気記号を最新版にしておくことが重要です

結論

　電気設備用CADは、電気設備の設計と工事において欠かせないツールです。
正確な図面の作成と効率的な活用により、電気設備設計の施工品質やプロジェクト進捗確認が出来、プロジェクト進行を向上させることができます。
　効率的な設計と利用のポイントを押さえ、チームのコラボレーションを強化しながら、より良い電気設備を実現していきましょう。