図面の整理整頓のコツ。まずは捨てるが先です。
仕事を進めていく中で、図面が溜まってきた時にどうされていますか?
まずは整理整頓をされると思いますが、整理整頓する際にこんな事になっていませんか?
先に片づけをし、必要なものを取り出しやすい場所にしまい、今使わない物はまとめて箱にがさっと入れ、
それっきりになっていませんか?
そして、物の置き場所が変わっただけで、「いつか使う物箱」が増えていっていませんか?
整理整頓とは
まず、整理整頓というくらいですので、先に整理して、次に整頓です。
別の言い方で言うと、捨ててから片づける、です。
この順番を間違わないようにして下さい。
整理とは
整理整頓の整理とは、必要な物とそうでない物を仕分けます。
そして、不要な物を捨てる行為を言います。
ですので捨てる事が先になります。
よく、人の物を片づけることは出来ても、捨てることは出来ないというのは、残す、捨てるに関してはその重要性は当人しか分かりません。
ですから、捨てることをしない限り物は増え続けてしまいます。
整頓とは
整理整頓の整頓とは、必要な物を分かりやすく、取り出しやすい所に置いておくことを言います。
これから分かるように、まず物を捨て、場所を空けない事には物を最適な場所に置くこともできません。
ここで手を抜いて、物の上に重ねていくと、下の物が何か分からないので捨てるに捨てれず、片づけるに片づけられないという負のスパイラルに陥ってしまうでしょう。
捨てる事を集中的に行うことが一番重要
ここで、一番よくあるパターンが、今使えないがいつか使えそうな物という中途半端な物は一旦捨てる事をお勧めします。
いつか使うと言って置いておき、使えたためしがほぼ無いというのが今までの経験です。
ですので、それでもどうしてもという方には段ボールに「いつか使う物+日付」を書いて、捨てるのを迷った物はとりあえずその箱にまとめて下さい。
そして、2か月とか半年で保管期限を決め、一度もフタを開けない箱は中身を見ずにそのまま廃棄してください。 見ると捨てれなくなるので、「保管期限が来たら捨てる」が絶対ルールです。
このようにある意味強引と言えるほどの事をしてようやく物を捨てることが出来るものです。
そして、捨てることで場所が空きますので、整頓がようやく出来るようになります。
これは物だけでなく、図面にも当てはまります
今は、物の整理整頓で説明していますが、当然これは図面にも当てはまります。
特に紙図面に関しては、「手元に置いてすぐに閲覧したいもの以外はスキャンして捨てる」が原則となります。
そして、図面データについては連番など、ルール付けて作成しているもの以外は、浪人ファイルと言えますので、一時保管フォルダへ移動 → 一定期間後に破棄 のルールで取り組んで下さい。
電子データは物理的な場所を取らない為、どうしても保管してしまいがちですので、定期的な破棄を強くお勧めする理由です。
場所が空くと物を置くのをためらう
物を捨てることで、机の周りや、机の中がすっきりしてくると思います。
そうなると、次はすっきりした状態を維持したくなるものです。
人の心理を利用して、この綺麗になった状態を維持する気持ちを持つために、先に物を捨てることをお勧めしています。
定期的な整理整頓で効率UP
このように整理整頓が習慣化することで、とりあえず置いておく。という癖かが
迷ったら捨てる、や、迷ったら一時保管する となります。
そして、一定期間後廃棄 と変化していくのが分かると思います。
綺麗な道路にゴミが落ちていないように、人は綺麗になったところをごみごみしたくないものです。
まとめ
どのような行動にも当てはまりますが、考えずに行動できるようにルール付けを初めに決める事です。
ご飯を食べたら歯磨きをする。のとよく似ています。
月に一度は図面の整理整頓をする。
これをルールにのっとってタンタンと処理していくのです。
基本は迷ったら捨てる。です。